宮内庁長官「拝察」発言は「天皇の政治利用」か? 裏に見えるあの方の影…


文/佐藤公子

西村長官の「拝察」

国民から愛され、国民を慈しむ天皇陛下——。そんな天皇陛下を巡り周囲がざわついている。

「西村長官の勇み足だったことは間違いないですが、長官が敢えて“嘘”を言う必要もありません。オリンピックでの感染拡大を懸念されているという陛下のお気持ちは本当でしょう。識者からは、天皇の政治発言は憲法違反に抵触するなど厳しい声も相次いでいます」

そう語るのは、さる宮内庁幹部。

西村泰彦長官は24日の定例会見で「天皇陛下はオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか懸念されていると拝察する」と述べたことが波紋を広げている。菅総理などは「あくまでも長官自身の考えを発言したに過ぎない」とのスタンスで、これをやり過ごそうと必死だ。池田次長は28日の定例会見で「長官が肌感覚で感じたものを自らの考えとして述べられたものと理解している」とこれをフォローしている。

今回の「拝察」騒動は、どの程度の深刻さなのだろうか? 元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの小内誠一さんに話を伺った。

「天皇陛下は国民の安寧を心から願っておられます。ですから感染拡大を懸念されるのは、独りの個人として当然のことです。

今回の発言で解せないのは、オクのトップである侍従長である別所浩郎さんからではなく、オモテのトップである宮内庁長官の西村泰彦さんから発言が飛び出たことです。というのも宮内庁長官というのは、宮内庁の対外的な代表であって、天皇家の身辺をお世話をする立場ではなく、天皇陛下と毎日顔を合わせて会話をしているわけではありません。

その宮内庁長官の口から今回の発言がでたということは、その裏には政治的な意図があることは間違いないでしょう」

西村泰彦・宮内庁長官

善意か悪意か…天皇陛下に苦言も

今回の西村長官の発言の影響は絶大だ。組織委員会の池田次長は「天皇陛下が名誉総裁のお務めをつつがなく、安らかになされるよう、長官が述べたように組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止対策を講じていただくことがいいと考えています」と会見で述べるに至った。このような事態を受け、拝察発言をおこなった西村長官に疑義の声が高まっている。

憲法学者の横田耕一さん(九州大名誉教授)は「宮内庁長官が政治に絡む天皇の思いを公にするのは、問題で越権行為だ。『感染拡大を心配している』との発言は『こんな時に開催するのはけしからん』という意味を持ってくる。五輪に反対する人たちが天皇の意見として都合のいいように利用する状況が生まれかねない」と、西村長官に苦言を呈した。

また同じく憲法学者の百地章さん(国士舘大学特任教授)は、土曜のテレビ番組で「軽率な発言。オリンピックは国民統合の象徴的な催しで、これに水を差すような発言を天皇陛下が仰ったならば誠に遺憾」と、天皇陛下への苦言にまで展開した。

背後には紀子さま? 美智子さま?

確かに天皇の一言は影響力が大きく、「天皇の政治発言」「天皇の政治利用」はタブーとされてきた。

たとえば、前者の「天皇の政治発言」として記憶に新しいのは、上皇陛下が天皇だった2006年に、譲位を希望された玉音放送だ。最大限の配慮をしつつも、時の天皇陛下は「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました」と声を震わせた。

この「平成の玉音放送」は、多くの国民の共感を呼び、政府も動かざるを得ず特例法での退位(譲位)を認めるに至った。事実上の「天皇の政治発言」となってしまった。

後者の「天皇の政治利用」については、たとえば1973年の「増原内奏問題」が有名だ。首相や国務大臣には、内奏と呼ばれる天皇と一対一で報告する慣例があり、その内容は非公表となっている。昭和48年(1973年)に、防衛問題で昭和天皇に内奏した防衛庁長官・桝原忠吉は、昭和天皇が「我が国の自衛力がそんなに大きいとは思わない」「旧軍の悪い所は真似せずしっかりやってほしい」と言われたと記者団に漏らし、これが「天皇の政治利用」とされ更迭された。

今回の西村長官の拝察発言も、この「天皇の政治利用」に該当すると考えられる。はたして今回も、更迭処分となるのだろうか? 先の宮内庁幹部は語る。

「(西村長官の)更迭はないでしょう。西村長官は、美智子さま紀子さまの代弁者として上皇家と・秋篠宮家から『得難い逸材』として高い評価を受け、秋篠宮家へ皇統移行を円滑にするために奔走しています。今回の拝察騒動も、天皇陛下にとってプラスになったとは言い難い。結果的に、天皇陛下が政治発言をしたのではないか、という声まで上がっています。

悠仁さまを立派な天皇に育てるという目的のためならば、いかなる手段をも択ばない紀子さまにとって、今回の拝察騒動は『願ったり』だったのではないでしょうか。むしろこの発言騒動の背後に、紀子さまや美智子さまの意図があっても驚きません」(同前、宮内庁幹部)

たしかに相対的に眞子さまの結婚問題についての報道は減ってきたように感じられる。一つ一つの報道の裏側に、皇室内での絶妙なパワーバランスが見て取れる。

8件のコメント

今上陛下が軽々しく政治的発言をなさる御方で無い事は、
多くの方が”拝察”しておられる事でしょう。

御推察のとおり、かの皇賊共が姑息な画策をし、長官
ともあろう者が其の意を汲んだとすれば、平成以来の
体質は何ら変わっていない事になる。

陛下をお支えする意思も能力もない”役所”と職員に存在
価値は無い。膨大な無駄であり、障害でさえある。

此の情けなく悲しい状況が、何時迄続くのでありまし
ょうか

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2

小室の件で、抗議の意見を宮内庁などへ電話やメールをしたことがある者です。

抗議の際は、宮内庁や官邸などへ連絡しようと即行動に移しましたが、天皇皇后両陛下擁護のニュースに関しては、私自身心が穏やかになるなと思うばかりで、特に改めて擁護の見解を宮内庁へわざわざ伝えようと思い立ちませんでした。

しかし今回の宮内庁長官の五輪発言の件で、天皇陛下を擁護する意見を一国民としてきちんと宮内庁や官邸へ伝えるべきだと思いました。百地教授のように天皇陛下に対しての苦言を宮内庁へ電話などで伝える国民もいるのでしょうから、擁護側の意見をきちんと伝えないと、国民は陛下に反対する者が多いと勘違いして捉えられてしまうと思うのです。
天皇陛下は、感染を心配して国民を思いやってくださっています。
擁護側の皆さん、陛下を守るために立ち上がりましょう!

89

>『得難い逸材』として高い評価

つまり、西村氏は美智子さんと秋篠一家の言いなりになる と言うことでしょう。
こんな人事がまかり通るとは 宮内庁って怖い所だわ。
皇統を移すためなら手段を選ばずということは
つまり、秋篠父子は「天皇」に相応しくないとの自覚があるんですね。

373
1

かっての宮内庁長官羽毛田も、天下り先を受けて今上天皇に酷い言葉を言ってましたから!西村宮内庁長官も、何処かの大学等への地位が約束されているのでしょうね。結局は、我が身が可愛いだけ‼️辞任しかないよね。

160

私は美智子さまを尊敬し、崇拝しておりましたが、結婚騒動をきっかけに、その気持ちが揺らぎつつあります。

ご自分達の代さえ良ければ、令和の皇室がご次男家族に貶められても良しとするのですか?

あんまりです。
天皇陛下ご一家があまりにもお気の毒過ぎます。
これ以上、天皇陛下ご一家や皇室を敬愛していた私達国民を悲しませないで下さい。
全ての国民より秋篠宮家が大事というなら、令和で皇室を終わらせて下さい。
あなたにはきっとその力があるはずです。
これ以上、失墜した皇室を見せられるのは辛すぎます。。

183
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理非曲直がこちらに移動したのですね。小内様がご健在で、良かった、と思う一方 恐ろしさを感じます。

『西村長官の拝察』は、いろんな報道機関が取り上げていましたが、ヤフコメを少し読んだところ、「陛下は 常々 国民を大切に思ってくださっている」というコメが多く 安心しました。

反面、長官に対する不信感もありました。その1部です。↓

┅最近のヤフコメは、宮内庁は仕事してない、ケシカラン!がトップコメント。
小室文書を評価すると発言してみたり、陛下のお言葉を拝察しただのと 安易に吹聴したり。

┅このたびの長官の失言は、もしかして 陛下の人気をさげようとする企みかもしれませんよ。
この長官は、もともと腐敗政権の手の者で、
前総理が、ある意図をもって送り込んだ人だそうです。┅

┅ただ、将来天皇家になる、『野心・野望・執着』をもつ奥方。
お金を積めば思い通りになる、と学んだから話にならない。
旦那と後ろ盾様・娘の結婚をを利用して画策、この結託が厄介。
ただただ保身、臭いものには根回しをして蓋。
そのお役目の為に(紀子様、後押しにより)西村長官。┅

┅2016年9月には 格段の待遇で西村当時宮内庁次官を就任させ 秋篠宮家、小室氏親子に手出しさせないように隠蔽工作を図ったA宮家、宮妃。その一年後に内定者発表。
長官は、その恩があるのでしょうか?
直の要望、色々と言わされちゃっているのでは?
今上天皇家をハメてはいけません、御守りする立場です。
自身の正義との葛藤でしょうか?
その時、その目の挙動が物語っています。┅

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政治的発言、と騒いでいるのはマスコミと反天皇とオリパラ中止支持者などでは?
特にマスメディアはこぞって、記者団とのやり取りを切り取った形で見出しを載せているし、話題にしている。
「肌感覚で拝察」「長官の個人的見解」で、それ以上でもそれ以下でもないと思う。
ただし記者の「このまま発信して良いのか」に対して「はい、私はそう拝察し・・・」と答えた西村氏。
そこがまずかった?「肌感覚」「拝察」、なんて気持ち悪い言い方だろう。
しかし、大多数の国民は、今までの天皇陛下の行動やお言葉を通じて、国民の目線でご心配していることをわかっている。
そして不用意な発言はしないことも。
今回の西村氏の発言は海外メディアにも紹介され、天皇陛下をまたしても悩ませている。
宮内庁の中身、一度綺麗にしないと、これからもどんどん陛下が利用されそうだ。

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陛下の事を昔から見てきた国民にしてみれば、陛下がコロナ禍での五輪開催を大変心配されているのは
わかるし、また五輪関係者が、無事開催できるように奔走されていることも、よくご存じだろう。
あと平成時代、いろんな事を長官に言わせてきた前天皇・皇后の事についても、思うところは、おありだと
思う。だから、今上陛下が自ら政治的発言と取られるかもしれないことを、長官に言わせる事など無いと思う。まして今の長官は、例の小室文書を絶賛したり、陛下のお誕生日に一宮家の結婚問題について質問を受けることを拒否しなかった。今上陛下を頂点とし、宮内庁をはじめ、周りの皇族方も陛下をお守りお助けするのが責務のはず。厚待遇にのっかり、高輪と次男の家を向いて仕事する長官も、皇室の清廉さを汚す皇族も、皇室から出て行ってほしい。いや即出ていけ!!

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