愛子さま即位は「絶望的」 皇位継承順位「維持」が確定


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男系男子の減少で「皇統断絶」の危機

先の参議院選で自民党が過半数を占めたことで、たとえ多くの国民が女性天皇・女系天皇を容認していたとしても、それを達成することが極めて困難になったように思われます。

ただしあまりにも皇族の数が減りつつあり、次世代を担うのは愛子さま・眞子さま・佳子さま・悠仁さまの四名しかいません。しかもこのうち男系男子は悠仁さまお一人です。

万が一、悠仁さまに不慮の事故が起きた場合や、お妃さまが男子に恵まれなかった場合には、現行の皇室典範に則る限り、皇統の断絶を意味します。

この危機的状況を打開するためには、女性天皇や女系天皇、女性宮家を認めるなどして、皇位継承権の範囲を広げる必要があります。男系男子絶対死守派は皇籍離脱した旧宮家の復帰を主張していますが、この案は全く国民の理解を得られていません。

当然でしょう。愛子さまや眞子さま、佳子さまは、賛否両論あるとはいえ、日本国民ならば誰でも知っているほどの知名度を誇っています。どこの馬の骨(失礼)か解らない旧宮家の御子息が、ひょっこり現れて皇位を継承しても国民の理解が得られるはずがありません。

また何より「男女平等」が当たり前になった今のご時世、女性に皇位継承権がない事自体「男女差別」でしかありません。

皇室典範改正が「今」必要な理由

また一部では悠仁さまのお妃さまに男系男子が恵まれないことが決定的になった時点で、皇室典範を改正すればよいと主張する人もいます。

しかしこれは非常に危ない議論です。

というのも、悠仁さまが成人され40歳となった時に皇室典範改正となれば、その時すでに愛子さま・眞子さま・佳子さまは降嫁されている可能性が高いため、女性天皇や女系天皇すら議論できなくなってしまう可能性が高いからです。

だからといって旧宮家の男系男子を引っ張ってくればよいということにならないのは先に述べた通りです。また制度の運用がひっ迫して慌てて改正しているようでは、次の天皇になられる方の「正統性」に疑義を挟みかねません。

よって皇室典範改正は「今」する必要があります。

政府は、皇位継承順位「維持」のまま“皇室典範”改正へ

男系男子優先の立場をとる安倍首相も、さすがに皇統の危機を感じているのか、皇室典範の改正自体は賛成のようです。

しかしそれは、あくまで①秋篠宮殿下→②悠仁さま→③常陸宮殿下という皇位継承順位を守ったうえで、その次の代で女性天皇や女系天皇を認めるかどうか議論するもののようです。

読売新聞(2019年7月27日)の一面には、次のような二段構えで議論することが報じられています。

政府関係者によると、皇位の安定継承の議論は、〈1〉まず3人の男系男子が現在の順位に従って皇位継承することを明確にする〈2〉そのうえで具体的な安定継承策や皇族数の減少対策を検討する――という2段階で進める構えだ。

読売新聞(2019年7月27日)

このように二段構えにする理由は、さきに女性天皇・女系天皇の議論を始めると、愛子さまvs悠仁さまのバトルに発展してしまい、「お家騒動」になりかねないからです。

しかし、政府や国会で女性・女系天皇をめぐる議論が本格化すれば、「愛子さまと悠仁さまのどちらに天皇に即位していただきたいかという論争になりかねず、国論を二分する可能性もある」(政府高官)。政府は、皇位継承順位をめぐる議論が紛糾し、国民統合の象徴としての天皇の地位に影響を及ぼす事態になることを懸念している。

読売新聞(2019年7月27日)

確かに現在の愛子さま人気は絶大で、逆に悠仁さま(具体的には秋篠宮家)への風当たりが強まっています。この状況で、女性天皇・女系天皇の議論が始まれば、当然「愛子さまを天皇に!」という声が強くなり、国民を交えた「お家騒動」に発展するのは明らかでしょう。

わたしは「男女平等」の点から女性・女系天皇も認められて然りであると考えています。しかし次は「悠仁さま」と現行ルールで決められている以上、この順位を変動させてまで女性・女系天皇を導入することには慎重になるべきではないでしょうか?

ネットでは愛子天皇を待望する声が多数

SNS上では、今回の読売新聞報道に疑義を投げかけ、愛子さまに期待を寄せる声が圧倒的に多いです。例えば次のようなもの。

「愛子天皇陛下」を望むようなことを言いながら自民を消極的に支持している有権者に言いたい。

今の自民政権ならこういう結論になるのは目に見えていたじゃないですか。
どうするのこれ。私は怒ってるよ!!!

ただしあくまでこれは議論が始まる前のスクープです。憲法一条にあるように、天皇の地位は国民の総意に基づくとある以上、圧倒的多数の国民が望めば「愛子天皇」即位の可能性も大いにあるでしょう。

そしてやはり背景にあるのは小室圭さんを機縁とする秋篠宮家の信用失墜…。

小室圭問題から秋篠に疑念の目を向ける国民は確実に増えたし、長男の「罰則付き」報道規制がさらに拍車をかけ秋篠嫌いの人数は着実に増えてきているのが現状ですからね。

皇室報道はアゲ・サゲが明確にあり、その風向きは世論に敏感に反応します。かつては雅子さまや愛子さまが激しいバッシングにあっていました。当時の不当なまでのバッシングを知っている方であれば、そのわずか数年後に「愛子さま待望論」が週刊誌に載ることなど不思議でしかないはずです。

私が心配なのは、あまりにも小室問題が巨大化して収束不可能になってしまったため、仮に眞子さまが結婚を強行され場合、秋篠宮家のサゲは今後ずっと続く可能性があることです。現在の報道からして、小室圭さんが天皇家の親戚になることに理解を示す人などいないでしょう。

皇位継承問題にまで影を落とす小室圭さん……。いつか歴史の教科書に載る日が来るのかもしれません。

6件のコメント

>>秋篠宮家のサゲは今後ずっと続く可能性があることです。

アゲる材料は何も無いンだわ

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 騙すほうと騙されるほうを結びつけるのがマスメディア。
 皇室がSNS発信を計画中、コメント欄なしにする可能性もある。
 国民を騙す気満々!
バカな国民は騙されるかも知れない。

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 仕方ないではありませんか。
皇室問題すべて、醜聞をさらした皇室の責任です。
 醜聞を隠せなかった事がわるいのではなく、醜聞を作った皇室が悪いのですから。
 平民社会では、醜聞をさらした人も悪いが、それを脅迫の材料に利益を得ようとする人は、もっと悪く犯罪者だ。
 しかし皇室となると話は別!
日本国象徴であり血税で贅沢な生活をし権威を誇ってる天皇皇族が、小室母子や職員たちから恥さらしな醜聞をつかまれるような事をしてはならないのでは?  都合次第で皇室典範と憲法を使い分ける皇室だから、令和の今、皇室が腐り果ててきたのだろう。
 

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