美智子さま、紀子さま「新年ご近影ビデオ」にご意見　「雅子さんの尺は“一番短く”頼みますよ」

皇室の新年

1日、2021年を迎え、宮内庁は公式HPで天皇陛下と皇后雅子さまのビデオメッセージを公開した。

ビデオメッセージ冒頭では、陛下が「皆さん新年おめでとうございます」と言葉を発されると、雅子さまも「おめでとうございます」と続けられた。陛下は新型コロナウイルス禍での国民生活について触れられながら、医療関係者への「深い敬意と感謝の意」を述べられ、「今年が，皆さんにとって，希望を持って歩んでいくことのできる年になることを心から願います。ここに，我が国と世界の人々の安寧と幸せ，そして平和を祈ります」と締めくくられた。

「国民からは、天皇陛下だけでなく雅子さまもビデオメッセージに同席して欲しいという声が多く挙がっていました。雅子さまが直接国民に向けて肉声を発されたのは、これが即位後初めてのことです。ネット上では、たくさんの喜びの声が挙がっています」(皇室ジャーナリストの高山麻子氏)

国民の声

また合わせて、天皇ご一家、上皇ご夫妻、秋篠宮御一家のご近影ビデオも宮内庁HP上で公開された。天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは水色のスーツをお召しになり、美しくご成長されたお姿には多くの感動の声が挙がった。

〈さわやかな天皇御一家に癒されます〉

〈謙虚で国民への思いやりがおありで、お写真を見て、幸せな気持ちになりました〉

〈皇室と国の将来の繁栄を思うと、愛子さまの立太子が実現してほしいと願わずにはいられない。良い年になりますように〉

ご近影ビデオメッセージには異変も

一方、ご近影ビデオにはこんな“異変”もあった。

「ご近影ビデオの順番は、天皇ご一家、上皇ご夫妻、秋篠宮御一家の順だったのですが、天皇ご一家の登場は冒頭の46秒ほど。それに対し、上皇陛下と美智子さまの映像は1分近く、秋篠宮家の映像は1分10秒超と最長だったのです」(前出の高山氏)

ある宮内庁幹部に話を聞くと、実はここにも上皇后美智子さまと紀子さまに対する“配慮”があったという。

「美智子さまも当初、両陛下と一緒にビデオメッセージに出たいというご希望をお持ちでした、ご退位後、直接国民へと語りかける場がありませんでしたので。これは国民に対しての美智子さまのご慈愛そのものです。また、紀子さまも同様に、秋篠宮家独自のメッセージを元日に発表したいと希望されていました。流石にこれは却下されたのですが…。実はお二人から『それならば、近影ビデオは天皇家の尺を一番短くしてくださいませ』と同じことを要求されたそうです。両陛下は“尺”など一切気にされないですから、美智子さまと紀子さまのご意見を動画に反映させることになったのです」(宮内庁幹部)

動画の“登場シーン”の長さまで気にかける―。新年早々美智子さま、紀子さまらしさを遺憾なく発揮されたようだ。