紀子さま、両陛下の「新年ビデオメッセージ」に便乗　「国民は皇嗣殿下を待っています」の意気込み

天皇陛下のビデオメッセージを楽しみに待つ声

12月10日、天皇陛下が新年に国民に向けてビデオメッセージを公開されることがわかった。天皇皇后両陛下はコロナ禍に見舞われた今年、恒例の地方行幸啓なども全てオンラインに切り替え、日々赤坂御所でオンライン接見をされたり、専門家からのご進講を受けられるなど、皇室と国民の新しい交流方法について模索を続けられてきた。

新年のビデオメッセージについては、今のところ多くの国民の歓迎を受けている。ネットニュースなどには次のように、公開を楽しみに待つ声が挙がっている。

〈天皇皇后両陛下揃うのは当たり前のことです。両陛下の笑顔で新年をスタートできるなんてとても嬉しい。ぜひ実現して欲しい〉

〈両陛下だけと言わず、敬宮さまも是非！　令和は令和流で良いのです。〉

〈雅子さまを観たいです。とても自然でお美しいNo.１でしよ。誇れる最高の皇后さまです。令和の時代をお創りくださいませ〉

〈両陛下を信頼しているので、なさることになんの異論もありません。楽しみにしています！〉

皇室ジャーナリストの木下聡氏は次のように話す。

「かつて、これほどまでに国民一体となっての応援を受けた皇后がいたでしょうか。これも天皇陛下と雅子さまの日頃の温かく心のこもったお取り組みが、人々の心に響いていることの証左でしょう。雅子さまは平成の間、不遇の時代を過ごされましたが、そういった背景を知っている国民が多いからこそ、今の輝かしいお姿への喜びは大きい。両陛下には今後も自然体の“令和流”を作っていっていただきたいですね」(皇室ジャーナリストの木下聡氏)

紀子さまもビデオメッセージ公開に前向き

歓迎を受ける両陛下のビデオメッセージ。しかし、宮内庁の一部では、雅子さまのご同席に異議を唱えるものがいるという。ある侍従職は次のように内情を話す。

「令和も2年となりましたが、宮内庁のいわゆる“古参”と呼ばれる層には、未だに上皇両陛下のご意向こそが皇室のあり方を決めると考えている人間も少なくはありません。平成では、天皇陛下によるビデオメッセージが発されたのは2回。2011年の東日本大震災のあとと、2016年の生前退位のご意向を伝える時でした。こういった前例がある限り、令和皇室もこれにならうべきだろうとの主張を強く言う者がいるのです。両陛下は慎み深く、周囲との調和を大切にすることを何よりも重視されています。異論の声が強ければ強いほど、特に雅子さまはそっとお控えになるでしょう…」(侍従職の一人)

また、宮内庁内部では、「両陛下のビデオメッセージがあるならば、秋篠宮皇嗣殿下、紀子皇嗣妃殿下のビデオメッセージがあっても良いのではないか」との声があるという。

「11月8日、秋篠宮殿下は無事に立皇嗣の礼を終え、11月23日には初めて新嘗祭で昇殿し、陛下とともに神事を執り行いました。事実上の次の天皇、皇后は秋篠宮さまと紀子さまであり、両殿下は次の天皇の悠仁さまのご両親でもあります。国民にとってはとても大切な存在であり、またコロナ禍で秋篠宮家との交流が減り、悲しんでいる人々も少なくないはずです。絶対に。紀子さまからも、ビデオメッセージの作成については非常に前向きなご意向を受けています。これこそが令和流と言えるのではないでしょうか」(皇嗣職の一人)

眞子さまのご結婚問題をこじらせ続ける秋篠宮家のビデオメッセージ。国民はこれをどのように受け止めるだろうか。