愛子さまと雅子さまの親子愛 両陛下から受け継がれた“帝王学”


◆大人同士の新たな母娘の距離感

ひと月前の12月9日、皇后雅子さまが59歳の誕生日にあたって寄せられた文書には、愛子さまについての記述が無かった。愛子さま誕生以来、毎年綴ってこられた娘の成長の様子や母親としての思い。

その背景をある側近に尋ねると、「大切なお子さまだから細やかに心配りをされているのはこれまでと変わりない」とした上で、「成年を迎えられたことを”ひとつの区切り”として、今年はより公の部分に目を向けられたのだと思う」と話していた。

愛子さまの成長を実感してひとつの区切りを付け、親子であると同時に、”大人同士の関係”にバージョンアップされたのだろう。

皇后さまご自身も、去年後半にエリザベス女王の国葬や沖縄訪問など大事な行事を重ねられた。お互いの活動が充実していることによる”大人同士の新しい母娘の距離感”が文書に表れていたようだ。

◆両陛下から学ばれた人との接し方

映画館で愛子さまが自分の思いをしっかりと周囲に伝えられたことを知り、両陛下が娘の成長を実感し一人の大人として尊重しながら見守られているのだと感じた。21歳で初対面の人と自然体で交流するのは決して簡単なことではない。

成年に当たっての記者会見で「両親の物事に対する考え方や、人との接し方などからは学ぶことが多くございます」と述べられていたが、愛子さまの佇まいやお言葉は両陛下の背中を見て育まれたものなのだろう。

「小さい頃から人見知りのところがございますので、これから頑張って克服することができれば」とも明かされていたが、すでに努力によって克服されているのではないかと感じたお姿についても最後に触れておきたい。

◆「きょうお誕生日ですよね?」愛子さまの自然なお気遣い

愛子さまは以前から地域医療に関心がおありだったという。

中学1年生の時の表現の課題に、「私は看護師の愛子」という書き出しで、けがをしたカモメや海の生き物を次々と手当し助ける「海の上の診療所」の作文を書かれたことがある。架空のお話だが、診療所の情景や誰かを助けたいという思いが伝わる文章力は当時から光っていた。

帰り際、主催者がその作文に触れ、今後も素晴らしい文章をお書きくださいと伝えると、愛子さまは恥ずかしそうに「どうなることやら」とユーモアを交えて応えられ、両陛下にも笑顔が広がった。そして車に乗り込む直前に一人で引き返し、「きょうお誕生日ですよね?」と声をかけられると、両陛下も戻り、そろってお祝いを伝えて映画館を後にされた。

ご両親に伝えるのではなく、とっさにご自分で直接声をかけられた愛子さま。ごく自然な振る舞いで接した相手を温かい幸福感で包むお姿は両陛下と共通している。そこにはもはや人見知りの面影は無かった。

車に乗り込む前、両陛下と愛子さまは「映画はとても素晴らしかったです」「どうぞ良いお年をお迎えください」と話し、とても嬉しそうな笑顔を見せられていた。映画を通じて新たな気付きや感情をご家族で共にし、1年の最後を締めくくる外出が充実したひとときとなったことが感じられ、車を見送った駐車場には温かい余韻が残った。

凜として清々しく、そして場を和ませるコミュニケーション力も併せ持つ愛子さま。この春大学4年生になり、卒業論文の執筆などで学業は一段と忙しくなるが、その合間に今年もお一人で、またご家族で様々な場所に出かけて学びや交流を重ねられる機会に恵まれることを願っている。

FNN

やっぱりご両親の心意気や育て方がそのまま育つ側にちゃんと伝授され反映されて活かされるものなんだなと改めてご両親である天皇陛下並びに雅子さまの深い愛情を感じます。

文書に愛子さまの記述が無かった事はいい意味での親離れなのかなとも思います。そしてかけがえのない女性皇族としての良きパートナーとして、一人の大人としての愛子さまを迎え入れる母心を持つ雅子さまの気持ちも素晴らしい事かと思います。

引き返しての「お誕生日ですよね」は最も愛子さまらしく、今時の二十歳の女の子と変わらず可愛いくてキュートです。

愛子さまはご自分でも人見知りと言っておられた。
小学生ぐらいの時、向けられたカメラにひきつったような顔をされていることが多かった。

そりゃ当然でしょう。

数えきれないほどのカメラに取り囲まれていたんでしょうから。
それをたしなめたり教え込んだりせず愛子さまの気持ちを大切に育ててこられた両陛下だと思います。

その愛情に応えるように、聡明で優しい内親王になられました。

愛子さまはのびのびとしておられる。思春期のつらい頃をくぐり抜け、素敵なレディになられた。雅子さまはひと頃、母子密着などと言われたが、賢母とお見受けする。お父上もご自身も外交官という境遇で見聞きされたなかで、自然と皇族に求められる資質を体得されているのではないか。皇族のご結婚相手は自由とはいえ、やはり出身階層は無視できない要素と思う。

1件のコメント

比較的新しいニュースですね。

天皇陛下と皇后陛下の遺伝子を受け継いだ敬宮愛子さま、素晴らしくご成長されて当たり前です。

平成四人組初め 嫌がらせや苛めがあり、敏感に感じ取って、それでも「人見知りなところがあって」と表現される謙虚さ。
感服いたします。

「目には目を歯には歯を」だったら、皇室が荒れますから。

でも、皇室に穢れをもたらした妖怪は必ず天罰が下りると信じています❗️

敬宮愛子さま 弥栄❗️ へ返信する コメントをキャンセル

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