雅子さま「ご給桑」へ 荒唐無稽のバッシングに関係者“反論”


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皇后の伝統、ご養蚕へのお取り組み

雅子さまは22日皇居を訪れ、育てている蚕に餌の桑の葉を与えるご給桑(きゅうそう)を行われた。22日午後4時過ぎマスク姿で皇居・半蔵門をくぐられた雅子さまは、宮内庁舎裏手にある小高い丘の上に立つ紅葉山御養蚕所に向かわれた。

例年、5人ほどの奉仕者と皇后で飼育作業をする皇室伝統の養蚕だが、今年はCOVID-19の影響により規模を縮小し、奉仕者は一人体制。また、これまでは日中交雑種、欧中交雑種、純国産の「小石丸」を育ててきたが、今年は小石丸のみの飼育に絞っているという。

「小石丸は糸の太さや長さ、重さが普及種に比べ少なく、取れる繭の量も少ないため、明治半ばをピークに一時、養蚕農場から姿を消してしまった時期があります。宮中でも飼育にかかる手間が懸念され、飼育中止が検討されていたのです」(皇室ジャーナリスト)

しかし、この危機を救ったのは上皇后美智子さまであったという。

「美智子さまの『繭の形が愛らしく生糸も繊細で美しい。日本の純国産種ですから、もう少し頑張って育ててみましょう』とのお言葉で飼育の継続が決まりました。このような経緯を当然雅子さまもご存知ですから、ご養蚕の継承には並々ならぬご決意で臨まれているに違いありません」(同前)

この雅子さまの皇后としてのご公務は5月11日の「ご養蚕始の儀」から始まり、「ご給桑」が2回、蚕が繭を作る藁蔟(わらまぶし)に一頭ずつ移す上蔟(じょうぞく)、蚕が吐き出した繭を掻き取る初繭掻き、6月に行われる「ご養蚕納の儀」まで続く。

荒唐無稽な皇后批判

さて、このニュースに対し、多くの国民が皇后陛下のお取り組みを応援するコメントをSNSなどで挙げている一方、未だ根強い皇后批判を繰り返す人も少なくない。その声は以下のようなものだ。

SNSの声:またお手振りの撮影だけなの? 給桑している映像がないと信じません!

SNSの声:多くの国民がコロナで苦しんでいるのにこの笑顔って!

SNSの声:今まで公開されていたのに令和になってから急に非公開はおかしい。

上記の批判について、宮内庁関係者は「荒唐無稽です」と一笑に付す。

「報じられている通り、今年はCOVID-19の影響で規模を大幅に縮小し、奉仕者1人の体制で養蚕が行われています。カメラが養蚕所に入れないのは至極当然のこととご理解いただきたいものです。

その上、今年唯一飼育されている小石丸は飼育が非常に難しく、かつて絶滅の危機に瀕したこともある品種です。そのような繊細な品種のみを育てているのに、カメラのフラッシュを焚いて大勢が詰めかける。そのような大きな刺激を与えるのは得策ではないことくらい、当然ご理解いただけると思いましたが…。下手をすれば、今年の生糸の収穫量に大きな影響が及びます。美智子さまが大事にお育てになってきた小石丸を、雅子さまもまた大事にされたいと、非常に繊細に作業に取り組まれていることは事実です」(宮内庁関係者)

一部の国民の中には、未だ平成時代の雅子さまへのバッシングを引きずる層もいる。美智子さまの想いを受け継がれ、皇后としての道を着実に歩まれる雅子さまに、心無い言葉をこれ以上投げかけるのはいかがなものか。

4件のコメント

天皇皇后さまがお揃いのタートル姿で
愛子さまを馬に乗せている
仲の良いお姿が改めて話題になっております。
馬を可愛がっている皇后さまが
アレルギーとか酷いことを出されたのも
国民の記憶に残るでしょう。
乗馬も素晴らしい皇后さまはどれほど辛い思いを
されていたか妬みとは恐ろしい。

皇后さまの優しさと思いやりは誰もが
理解しております。

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私自身は、特に昨年来、全国の多くの皆様から寄せられた温かい祝意に感謝しつつ、
国民の皆様の現在の困難な状況を思うとき、国民のお一人お一人が、幸せであっていただきたいかけがえのない存在であるということを身にしみて感じます。
-2020年雅子様57才のお誕生日のお言葉から-

外務省に勤務されていた頃は「タフネスまーちゃん」と呼ばれるくらいパワフルで周囲の人たちに明るさをお与えになっていた雅子様。
令和の時代になり天皇陛下をお支えになる雅子様の明るい笑顔を拝見するたびに国民は皆、嬉しい気持ちにさせられ励まされています。天皇皇后両陛下の益々のご健康とお幸せを心よりお祈り申し上げております。

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そう言えば、作務衣を取っ替え引っ替え着ては、撮影会を開催した方がいましたね
あれ、何処の会場でしたっけ?

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