愛子さま「被災地に行きたい…」と涙　優しき御心は「日本の象徴」の覚悟

二つの台風

地球温暖化が原因なのだろうか？　今年は台風15号と19号が猛威を振るった。被災地は大きな打撃を受け、未だ停電や断水が続いている箇所があるという。人手不足が深刻化しており、家屋の被害をいつ修理できるかすら見通しが立っていないそうだ。

この大惨事を受け、皇族の中で最も心を痛めているのが愛子さまだという。宮内庁関係者は次のように愛子さまの様子を語ってくれた。

「台風被害の報道が出るや、愛子さまはテレビのニュース番組をずっと注視しておられます。とりわけ15号の惨禍には大変心を痛めておられ、被災者の方々のインタビューを聞かれては目を赤くされていました。

とりわけ愛子さまは動物愛護に熱心でいらっしゃいますから、被災した方々だけでなく、『犬や猫たちの保護施設はどうなっているのでしょうか』とペットたちの安否まで気遣われていました…。愛子さまの繊細なお心に、周りの職員たちも感銘を受けておりました」（宮内庁関係者）

愛子さま最初の公務は「被災地訪問」か？

国民の苦難に心を痛める愛子さま。その優しさゆえに、最初の公務は「被災地」への訪問ではないかと噂されている。

先の関係者が続ける。

「愛子さまもこの12月に18歳となります。女性皇族のため20歳までは『成人』として公務はされないと思われますが、この秋から始まる皇室典範改正の次第によってはこれが早まる可能性もあります。

海外では既に女性にも継承権があることが常識ですから、『天皇陛下の長女である愛子さまに是非来ていただきたい』という依頼が殺到することは目に見えています。愛子さまは英語も堪能ですから、さぞかし素晴らしい海外公務となるでしょう。

ですが、誰よりもお優しい愛子さまのこと、おそらく最初の公務は『被災地の訪問』を希望されるのではないかと思います」（同前・宮内庁関係者）

皇族と被災地訪問

皇族の被災地訪問は何よりも大切な公務の一つだ。愛子さまが被災地にお見舞いに訪問されれば、どれだけの人々の心が救われるだろうか？

天皇は日本の象徴であり、それを支える皇族方もまた象徴に相応しい行動が求められる。被災地への配慮を怠ることは時として批判すら起こる。今回の台風に限って言えば、大変な被害が報道されていたにもかかわらず、紀子さまは誕生日に発表した文書においてこれに一切触れなかったため、これに疑問の声が起こった。もちろん発表文書は前もって用意されたものであろうから、「タイミング的に修正が間に合わなかった」というが真相であろう。だが、一言でも「お見舞いの言葉」を入れようと思えばできたはずだ。

これと時を前後して、眞子さまと佳子さまの華やかな公務が続いていたが、やはりお二人から被災地への「お見舞いお言葉」はなかった。立場が立場なだけに発言したくてもできない事情があったことは理解できる。だが、ファッションショーのごとき海外公務に違和感を感じた人も多かったため、結果としてコントラストが際立ってしまった。

愛子さまの「優しさ」の源は？

先の関係者は「愛子さまは皇族の誰よりもお優しい」と断言する。その優しさの源を次のように語ってくれた。

「お付きの職員側に何らかの不手際があっても、愛子さまは決してそれを怒ったりせず、逆に優しい言葉をかけていただけます。かつて愛子さまは、雅子さまと共にメディアから心無いバッシングを浴び続けてきました。だれよりも弱者のお気持ちが解るのだと思います」（同前・宮内庁関係者）

愛子さまの存在感はまさに「日本国の象徴」としての覚悟が備わっているようだ。その愛子さまが「天皇」になるのか否かの議論は、11月の大嘗祭が終わり次第進められる予定だ。